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トイレの後に手を洗わない人は15%――消費者庁がこのような調査結果を発表しました。
調査はノロウイルスによる食中毒が多発する冬季に向けて、家庭での手洗いについて16〜65歳の2000人を対象に10月にインターネットで行ったもの。
調査の結果、家庭での食事前に手を必ず洗う人は52.6%と約半数にとどまりました。同庁は、清潔に作られた食品でも、ノロウイルスなどの病原微生物が手についていた場合は食品を食べるときに口から取り入れて感染してしまう可能性があるとし、食事前の手洗いを呼びかけています。
またトイレの後に手を洗わないと答えた人は15.4%。ノロウイルスは感染者の糞便1グラムあたり数億個のウイルスが含まれ、10〜100個のウイルスを摂取することで感染するとされています。またノロウイルスはドアノブ、カーテン、リネン類、日用品などからも検出されており、長期間感染性を維持するとのこと。トイレの後に必ず手を洗って手についたウイルスを洗い流すよう同庁は注意喚起しています。
ノロウイルスによる食中毒は毎年1万人以上の患者が発生。ノロウイルスは手や指、食品などから、口を介して感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。子どもや高齢者では重症化したり、死亡したりすることも。同庁は手洗いによる感染予防が家庭でできる有効な対処法としています。
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