5月14日より公開の映画「殿、利息でござる!」の主題歌が、RCサクセションによる「上を向いて歩こう」に決定しました。
故・忌野清志郎さんがライブで同曲を演奏する際は「日本のロックンロール!」と紹介していたという有名なエピソードも。中村義洋監督は主題歌に故・坂本九さんのオリジナルではなくRCサクセションのカバーバージョンを選んだ理由として「込められたスピリットが今回の映画製作の志と完全に共鳴したから」と語っています。
主演の阿部サダヲさんは主題歌について「発表しちゃうんですね。最後清志郎さんの声が聴こえてくるとは思っていなかったので感動しました。発表しなくていいのに……(笑)」と笑いを交えてコメント。
また、池田史嗣プロデューサーは「映画のラストを飾る歌を、最も敬愛するアーティストが歌った、一番大好きな日本語楽曲にできたら……ただの夢物語として一笑に付されるかと思いきや、中村監督が『それで行こう!』と即答してくれ、(お二人共お亡くなりになっているだけに)たぶん交渉は困難を極めるだろうと思いつつ、恐る恐る権利元に打診してみたところ、忌野清志郎さん、中村八大さん共に事務所の方に予想以上に好意的に受け止めていただき、実現に至ることができました」と明かし、「偉大な先人の宝物のような歌を使用できたこと、幸せであると同時に身が引き締まる思いでいます」と喜びと意気込みを示しました。
「殿、利息でござる!」は、阿部さん演じる穀田屋十三郎(こくだや・じゅうざぶろう)ほか9人の庶民が、貧しい町を救うため3億円を集めようと奇抜なアイデアで奮闘する、実話を基にした物語。瑛太さん、竹内結子さん、妻夫木聡さんのほか、フィギュアスケートの羽生結弦選手が仙台藩藩主・伊達重村役として友情出演することでも話題になっています(関連記事)。
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羽生選手が同映画の楽曲を演技で使用したことで有名になりました。