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気象庁、高層ビルを揺らす「長周期地震動」の説明ビデオを公開 活弁と精巧なCGで分かりやすく解説

活弁は山崎バニラさんが担当。

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 気象庁が、高層建築物に大きな揺れをもたらす震動「長周期地震動」についての説明ビデオを公開しました。独特な声の活弁は、活動弁士の山崎バニラさんが担当しています。


長周期解説長周期解説 CGによる解説もあってわかりやすい

 長周期地震動は、南海トラフ沿いの巨大地震のような規模大きな地震が起きたときに発生する周期の長いゆっくりとした大きな揺れ。震源地から遠い場所でも高層ビルが大きく揺れたり、地上の震度が小さくても高層階では大きく揺れることがあります。

 長周期地震動には、地震の震度とは別に4段階の「階級」が設定されています。数が大きいほど規模の大きい地震動とされ、被害や人間の行動に及ぼす影響も大きくなります。


長周期解説長周期解説 階級1では揺れを感じる程度

 階級1程度では揺れをなんとなく感じる程度ですが、階級2からははっきりと揺れを感じ、足下がおぼつかなくなるほどの揺れに変化していきます。階級4では部屋がめちゃくちゃになるほどの揺れに。


長周期解説長周期解説 階級2からは恐怖感のある揺れに

長周期解説長周期解説 階級3、キャスター付きの家具が動き出します

長周期解説長周期解説 階級4となるとほとんどの家具が被害を受け、部屋がめちゃくちゃに

 高層ビルにいることの多い人には恐怖を与えてしまうビデオかもしれませんが、出る影響が分かっていれば対処もしやすいはず。もし実際に遭遇した場合は、家具や照明器具が「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」場所に移動し、揺れが収まるまで様子を見ましょう。


(今藤祐馬)


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