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客引きに勧誘されて入った飲食店で、事前には想像もしていなかった高額な料金を請求される、いわゆる「ぼったくりバー」に関する相談が全国の消費生活センターなどに寄せられているとして、国民生活センターが注意喚起している。
「客引きの案内と違う高額な料金を支払わされた」「複数の方法で高額な支払いをさせられた」「クレジットカードを出したら何度も決済されていた」「眠っている間にクレジットカードを利用された」「思っていた金額の数倍がクレジットカードで決済されていた」「身分証のコピーを取られ、後日請求された」などさまざまな手口を紹介。いずれの事例でも支払いを強く求められ、客が仕方なく支払ってしまうことがほとんどで、高額な請求に後になって気付く事例もあったという。
消費者からの「ぼったくりバー」に関する相談は、2009年度までは100件に満たない件数だったが、年々増加し2014年度には509件に。2015年度も現在までに300件近い相談が寄せられている。
国民生活センターでは相談事例を元にその特徴や問題点を整理。消費者が「不慣れな繁華街や、既に酔った状態で繁華街を歩いているときに客引きに勧誘」され、「消費者の興味を引くようなことを言われ」入店していると指摘。店内でも「客引きの案内を信用して、消費者側が店内の料金表示をよく見ていない」などの特徴があるとのこと。
「手口をよく知って、不審な店には入らない」「客引きについていかない」とまずは注意を促し、万が一に被害にあったら「警察に相談する」「請求に疑問があるときは、クレジットカード会社に問い合わせる」「消費生活センターに相談する」などの対応を求めている。
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