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ツタンカーメン王の墓に2つの隠し部屋が 空洞内には金属と有機物の反応も

日本人技術者によるレーダー調査が決め手に。

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 エジプト考古省は3月17日、紀元前14世紀のツタンカーメン王の墓を調査・分析した結果、推測されていた2つの隠し部屋の存在がほぼ確実になったと発表した。

 調査は昨年の11月26日から27日にかけて、日本人技術者がレーダーを用いて実行。スキャンデータの分析から、埋葬室の北と西に空洞が存在することが判明していた。その中には金属と有機物の反応も確認されたという。


調査図1 調査状況の見取り図。青く太いラインがレーダー調査を行った範囲。青いエリアは空洞、黄色の円は金属、黄土色の円は有機物の反応を示している(画像:エジプト考古省より)

調査図2 西側のスキャンデータ(画像:エジプト考古省より)

調査図3 北側のスキャンデータ。素人目には画像Aの形状が手を組んだ遺体のようにも見え、ワクワクさせられる(画像:エジプト考古省より)

調査図4 見取り図とスキャンデータを重ね合わせた図(画像:エジプト考古省より)

 エジプト考古省は、より精確な分析のため、3月末にさらなる調査を行うとともに、4月1日にその結果を発表する予定。「これらツタンカーメン王の秘密を解明するための証拠が、我々を世紀の発見へ導くだろう」と述べている。


(沓澤真二)


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