「WiLL」元編集長・花田氏による新雑誌「Hanada」、表紙のデザインがそっくりだと「WILL」編集部が怒りあらわに
WILL編集部が刑事罰の対象になりうると主張している一方で、花田氏は問題ないとコメント。
ワック社の月刊誌「WiLL」の元編集長、花田紀凱氏が編集部員とともに飛鳥新社に移籍し、創刊した月刊誌「Hanada」。26日に発売されるその創刊号が「WiLL」に酷似しているとWiLL編集部(@WiLL_edit)がTwitter上で指摘しています。
花田氏は3月18日の臨時株主総会でワック社の取締役を解任。その理由として「"New WiLL" なる名称で平成28年4月以降『WiLL』に類似する月刊誌を株式会社飛鳥新社において発行させようと企て、当社の取締役在任中に人材の勧誘その他の準備作業を行っている」ことなどが挙げられました。3月23日には、同氏が「WiLL」の編集長を退任したことが発表されました(関連記事)。
花田氏が編集長を務める「Hanada」創刊号の表紙は「WiLL」5月号とほぼ同じ配色になっており、レイアウトも非常に似ています。これに対し、WiLL編集部は「『WiLL』6月号の類似商品」「読者を愚弄する行為には厳しく対処いたします」とツイートし、怒りを露わに。同誌を模倣しており、刑事罰の対象にもなりうるとコメントしています。
この件について花田氏に電話取材したところ、"類似商品"とツイートされた件に関しては、似た雑誌が存在するのは昔からよくあることであり、「WiLL」と「Hanada」はタイトルが違うのだから問題ない、と回答。
また、「WiLL」の表紙のデザインはそもそも同氏が考案したものとのこと。赤地に白抜きで題字を入れるのは最も好きなアメリカの雑誌「Life」、外側を赤枠で囲っているのは「TIME」のオマージュだそう。このような理由から、「Hanada」が「WiLL」の表紙を模倣したと言うのはおかしいとし、「WiLL」は編集長が代わったのだから、むしろそちらが表紙のデザインを変えたらいいのではないか、と語りました。
(マッハ・キショ松)
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