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ダイドー自動販売機の「傘を無料レンタル」サービス 地域を大阪・京都・和歌山に拡大して実施

近畿日本鉄道の"忘れもの傘"を再利用する新たな試みも。

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 ダイドードリンコが、自動販売機で傘を無料レンタルするサービス「レンタルアンブレラ」を、6月7日より開始しました。大阪府・京都府・和歌山など関西エリアにて、170台の自動販売機で利用できます。


自販機 自動販売機にレンタル傘が設置

 自動販売機の側面に「レンタルアンブレラBOX」を設置し、備え付けの傘を無償で貸し出し。利用者が返却する際は、後日BOXに戻すだけと手軽に利用できます。


レンタルアンブレラBOX 1台のBOXに7本の傘を用意

傘見本 傘にはダイドーのロゴが

 同サービスは2015年10月に、大阪市限定で試験的に運用されていたもの(関連記事)。今回はエリアを拡大しただけでなく、エコを意識した新たな試みとして、近畿日本鉄道の協力により駅や電車に忘れられた傘をリサイクル。傘の補充に活用されます。


リサイクル傘 全体の15〜20%がリサイクル品となる

ロゴ拡大持ち手1持ち手2 随所に固有のデザインが

 ただ、手軽に利用できるだけに、貸し出された傘が返ってこないこともあるのでは? と心配になるところ。編集部は同社に、前回の試験運用における返却率を聞きました。まず、試験時はインロケ(オフィスや施設内)とアウトロケ(屋外)で、レンタルアンブレラBOXを30台ずつ導入していたそうです。

 その結果、インロケでの返却率は高かったものの、繁華街などのアウトロケでは、すべて返ってこないこともあったそう。傘がなくなった場合は、飲み物と同時に傘も補充していたとのこと。同社はこの分析から、活用頻度が高かったケースを重視し、今回の拡充においては7対3の割合でインロケを多くしています。

 急な雨をしのげるありがたいサービスなので、大勢が利用できるよう、正しく使いたいものですね。


(沓澤真二)


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