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来年創立140年を迎える二松學舍大学が記念事業の一環として、明治14年(1881年)に同校に在籍し、今年没後100年・来年生誕150周年を迎える「夏目漱石」のアンドロイドを製作すると発表しました。
「夏目漱石アンドロイド」は二松學舍大学と、アンドロイド研究で知られる大阪大学大学院基礎工学研究科の石黒浩教授(石黒研究室)が共同で製作。本体を手がけるのは、これまでも石黒教授とともにアンドロイドを制作し、「ASUNA」や「マツコロイド」(関連記事)などの製作でも知られる「エーラボ」。また、朝日新聞社、漱石の実の孫である漫画家で漫画コラムニストの夏目房之介さんも協力します。
まずは漱石の声の音源の探索や身体性の研究、漢詩文の素養が作品に与えた影響等についてあらためて調査。さらに、朝日新聞社が所有する漱石の「デスマスク」などの資料、実孫・房之介さんの協力による「音素(声の素になるデータ)」などのデータを集め、これらのデータをもとに石黒教授による監修の下、アンドロイドを製作します。
「漱石アンドロイド」はさらに中学〜大学を対象とした講義用プログラムを搭載し、講義や授業などの教育現場で活用の予定。そのほか、受講した学生にアンドロイドがどのように受容されるかデータを採取したり、アンドロイドによる講演会、他校への出張講義などへの活用も考えているそうです。
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人間らしすぎてちょっとコワい。