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数年前からその不気味さで注目を集めている、四足歩行ロボ「BigDog」(関連記事)。開発元のBoston Dynamicsが、新型「SpotMini」をYouTubeで披露しました。今度は軍事用でなく、家庭向けに開発されているようです。
外見は胴体から鳥のような足が4本生えた、BigDogの小型版といったところ。狭いテーブルの下も、姿勢を低くして器用にくぐり抜けます。この時点では、どことなく愛きょうのあるペットロボットに見えます。BigDog譲りの奇妙な動きは気になりますが。
しかし首を展開して完全な姿を現すと、キモさが急加速。首はマニピュレーターとして機能し、ガラスやアルミ缶など、壊れやすいものも優しくつかむことができます。シンクの片付けなど、お手伝いをしてくれる優れものですが、もうちょっと見た目をなんとかできないものでしょうか。
しかしながら歩行の安定性は優秀。バナナの皮で滑っても、首を使って上手に自力で立ち上がります。階段を上るのもお手の物。さまざまな住居に対応できそうです。
首を含めた総重量は65ポンド(30キロ弱)。バッテリーで90分間稼働し、動作音も静かです。動画の最後には、主人へ飲み物を届けてじゃれ合うSpotMiniの姿が。実用化されたときのフォルムがどうなるかは気になるところですが、もし家庭に来たら楽しいかもしれません。
(沓澤真二)
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