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紙などに印刷されたフォントを読み取るとフォント名を判別してくれるツール「Spector」が誕生しました。制作したのはイギリスのデザイナー、フィオナ・オリアリーさんで、使用例の動画なども公開されています。
Spectorは「データを抜き出すスポイト」のようなイメージで、気になるフォントの上に置いて使用します。ボタンを押してフォントを読み取るとデータベースから一致するフォント情報を照合するという仕組み。読んでいる本や町を歩いていて気になった看板のフォントなどに使うと、それがどのフォントなのか分かるようになるというものです。
同じく色を読み取るとCMYK・RGBの色データで判別することも可能。読み取ったデータはInDesignに転送して、自分のデザインなどに役立てることもできます。
現状はまだプロトタイプで対応しているフォントも少なく、販売の予定などもありませんがコンセプトはとてもユニーク。完成すれば文字や色を見るのがちょっと楽しくなるかもしれません。
(たろちん)
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10月6日より提供。