advertisement
気象庁地震火山部は8月1日、同日17時9分ごろに発表した緊急地震速報(予報)について、原因はノイズによるものだったと発表しました。
気象庁によると、今回の予報が発表されたのは、緊急地震速報に活用している防災科学技術研究所の富津観測点のデータに大きなノイズが記録されたためとのこと。しかしその後周辺の観測点で揺れが観測されなかったことから、15秒後にキャンセル報を発表。ノイズの原因については不明ですが、落雷による電気信号をノイズとして記録したのではとみられているようです。
緊急地震速報には、迅速性を重視し、一定以上の地震波を観測した場合に自動で配信される「予報」と、正確性を重視し、2点以上の地点で地震波が観測された場合に配信される「警報」の2種類がありますが、今回は富津観測点のみでの観測であったため「警報」は発表されませんでした。
今回発表された緊急地震速報(予報)は、東京湾を震源とするマグニチュード9.1の地震が発生する可能性があるというもの。表示された震度一覧では、関東地方の極めて広い範囲が「震度7」となっており、Twitterなどでは一時混乱が広がっていました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「東京湾震源でマグニチュード9.1」緊急地震速報で一時混乱 電車が止まるなどの影響も
速報はすぐにキャンセルされましたが、いまだ混乱が広がっています。 - 「東海地震注意情報発表中」道路情報板で一時誤表示 Twitterでは「地震来るの?」と混乱も
約12分間にわたり表示されていたとのことです。 - 「動物園からライオン放たれたんだが」熊本地震に便乗しデマ拡散 投稿者の男を逮捕 全国初
熊本市動植物園の業務を妨害した疑い。 - 熊本地震で被害を受けた一部地域の様子がGoogleストリートビューで公開 震災前との比較も可能
ギャラリーも公開中です。 - 地震に関するアンケートで、7割超が震度0の存在を知らないという結果に 最大震度の誤認識も多く
「震度階級の最小・最大」と「最大震度の値」について男女500人にアンケートを実施しています。