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JR東日本、Suicaの決済端末にスマートフォンの使用を検討 移動販売車や鉄道博物館での試行を開始
正式に採用されたら、臨時店舗や個人販売レベルでもSuica決済が可能に?
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JR東日本が、スマートフォンを利用したSuicaの決済端末を検討していることを発表した。仕様策定に向けた検証のため、10月7日より店舗での試行を開始する。実現すれば、店舗側が専用の端末を導入せずとも、一般的なスマートフォンだけでSuicaでの決済を行えることになる。
現状の店舗では、消費者がSuicaを専用リーダーにかざすことで決済される。このリーダーの代わりに、スマートフォンのNFC機能を用いるのが今回の試みだ。試行においては、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia Z5 Compact」が用いられる。
決済においては、携帯電話回線を通じてセンター側で処理を行うシンクライアント方式を採用。決済インフラ事業を手掛けるトランザクション・メディア・ネットワークスの協力により、高いセキュリティを確保したという。
10月7〜9日に東京国際フォーラム地上広場(東京都千代田区)で開催される「東京味わいフェスタ 2016」にて、移動販売車での飲食物販売時に試行。10月24日〜12月28日にも、鉄道博物館(埼玉県さいたま市)で体験コーナーの支払いに用いられる。
試行の形態から、小規模店舗での利用を想定したシステムと考えられる。もし正式採用となりサービスとして一般開放されれば、イベントの臨時店舗や期間限定のアンテナショップ、ひいてはフリーマーケットなど個人販売レベルでも、Suicaでの決済を利用できるかもしれない。
(沓澤真二)
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