観客動員1000万人、興行収入130億円を突破した劇場アニメ「君の名は。」が(関連記事)、韓国の釜山で開催された第21回釜山国際映画祭の“ガラ・プレゼンテーション部門”で10月9日に公式上映されました。同部門は新進気鋭の監督の新作を紹介するもので、アニメ作品としては初の正式出品とのこと。
映画祭では、新海誠監督と立花瀧役の神木隆之介さん、宮水三葉役の上白石萌音さんが舞台あいさつに登壇。神木さんと上白石さんは、詰め寄せた600人以上の観客を前に韓国語であいさつしました。退場時には詰めかけたファンに取り囲まれ、握手などを求められる場面も。
また、3人は公式上映に先立って記者会見を行い、100人を超える海外メディアの質疑応答に応じ、作品や声の演技に込めた思いなどを語りました。
新海誠監督
2011年に日本を襲った地震は、私に大きな影響を与えました。その時に日本人が想った願いや祈りの結晶をこの作品に込めました。
(次回作について)今は白紙だが、多くの人を楽しませるエンターテインメント映画をもう1本つくりたいです。その能力が自分にあるのか、確かめたい。
神木隆之介さん
入れ替わった時に、瀧を可愛いと思ってくれるよう演じました。
上白石萌音さん
三葉はとても普通の女の子。親近感を持ち、自分と重ね合わせて声を吹き込みました。
韓国では、2017年1月に公開予定。邦画アニメとしては最大級の公開規模となる300スクリーン以上での公開が決定しています。また、同作は既に89の国と地域での世界配給が決定しており、台湾では10月21日、香港では11月17日、イギリスでは11月24日に公開されます。釜山映画祭での好反響はこの世界進出に勢いを与えてくれそうですね。
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