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「数学が人生で何の役に立つのか」と聞かれたら見せたい 円の定理を活用したポケモン探索法が賢い

すうがくの ちからって すげー!

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 TwitterユーザーのMAEDA Katsuyuki(@keikuma)さんがツイートした、「弦の垂直二等分線は円の中心を通る」という中学校で習う円の定理を活用した「Pokemon GO」(ポケモンGO)のポケモン探索法が話題になっています。多くの中高生の親が一度は聞かれるであろう「数学の方程式や定理が人生で何の役に立つのか」という質問に、圧倒的な説得力をもって説明できそう。




ポケモンGO 隠れているポケモン 弦の垂直二等分線 賢い

 これは、「隠れているポケモン」に表示されたポケモンの居場所を、効率的に特定する方法。ポケモンの居る位置が円の中心、「隠れているポケモン」から表示が消える場所が円の端となります。表示が消えたら90度曲がって進み、再び表示が消えたら最初に表示が消えた位置との中間で、最初に歩いた方と逆向きに進んでいけば円の中心、つまりポケモンが居る位置にたどり着けるというもの。


ポケモンGO 隠れているポケモン 弦の垂直二等分線 雑な図で解説:ゲーム画面だとこんな感じ

 円の定理を使うことで、実に効率よくポケモンのいる位置を特定できています。素晴らしい。中高生に、“数学が実生活に役立つ例”として教えてあげたい思いです。

 ただしこの方法も万全ではなく、最初に90度曲がるところで逆側、つまり円の外側に進んでしまう可能性があります。曲がって少し進んでも再度表示されなかったら、表示が消えた位置まで戻ると良いでしょう。また、道の都合で曲がれない可能性もありますが、頭の中で円を描いてできるだけ線上を歩けば、だいたい同じように進めるはず。また、当然ながら途中で時間制限が来てポケモンが消えてしまう可能性もあります。

 この探索方法は以前から活用していたという人もおり、「地図上に半径200メートルの円を3つ描く」ことでポケモンのいる位置を特定できるアプリなども存在します。ポケモンのいる位置を直接表示するツールは公式から「規約違反」と扱われているため(関連記事)使いたくない方も多いと思いますが、今回の円の定理を活用した方法は何の規約にも触れません。ぜひ活用していきたいですね。

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