ショートフィルム「KAMUY」の予告動画が公開されました。同作は“体感型の脳内革命アートフィルム”をうたい、観客は布で囲われた部屋に入り、小さなベッドにあおむけになり天井に設置されたスクリーンを鑑賞するという独特な上映スタイルを採用します。10月29・30日の2日間のみ代官山・ヒルサイドプラザで公開。
“攻撃性の象徴である男性兵士”を演じる村上虹郎さんは村上淳さんとUAさんの息子、“森羅万象や母性の象徴としての女神”を演じるゆう姫さんは松田優作さんと松田美由紀さんの娘(松田龍平さん・松田翔太さんの妹)という、2世同士の共演となる同作。
まるで見ている側まで飲み込まれてしまうような映像美を生み出したのは、「サカナクション」「RADWIMPS」「androp」などのミュージックビデオや各種コマーシャルを数多く手掛けてきたショウダユキヒロ監督。音楽はゆう姫さんがボーカルを務めるエレクトロニック・ミュージック・ユニット「Young Juvenile Youth」が担当します。
そして何より目を引くのは“男性兵士が妊娠・出産する”という設定。公式サイトの「CONCEPT」を読むと、“破壊者”としての男性/“創造者”としての女性という社会通念に対して一石を投じるストーリーになっていると考えられます。
モノがあふれ、情報があふれ、人間の本質が秒ごとに変わっていく現在。果たして進化の定義はどこにあるのだろうか? 男性は幾多もの破壊を行い、女性が幾多もの生命を誕生させてきた。もし男性に生命を誕生させる機能があれば、そこに新しい平和の価値観が生まれるかもしれない。
お腹に子を宿すひとりの兵士。彼の中に生まれる母性が、彼を苦しめる。胎児を育む母胎の中の宇宙。その宇宙で胎児が見る世界とは。
現代の人間が考えなくてはいけない事、未来に残すもの。生と死・性と命とをテーマに、その根源である「生き抜くチカラ」を信じたチームが手がける新感覚のCG技術と斬新な脚本アイデアが凝縮された10分間の脳内革命アートフィルム(「KAMUY」の公式サイトから引用)
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