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「性的パートナーがいない人は障がい者?」誤訳を元に波紋広がる 元記事は不妊の定義変更を取り上げたもの

「童貞は障がい者」と報じるまとめサイトも。

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 ネット上で「世界保健機関(WHO)が性的パートナーがいない人は障がい者にあたると判断した」(原文ママ)といううわさが広まり「性的パートナー」がトレンド入りするなど、波紋が広まっています。この騒動の発端は海外紙を引用して報じられた「性的パートナーを見つけることができない人は障害者扱いに」とするSputnikの誤訳記事で、WHOがこういった発表を行った事実はありません。



 Sputnikの記事は海外紙「The Telegraph」の記事をもとに、“世界保健機関(WHO)が不妊を障害とみなしつつ、性的パートナーを見つけられない人を障がい者と同一視することになった”とする内容となっていますが、元記事の「disability」を狭義での「障害」としているなど、正確な翻訳とはいえないものとなっています。



 その後Sputnikの記事をさらに引用する形ではちま起稿が「『童貞は病気です』 WHO(世界保健機関)が衝撃発表wwwww」とする記事を公開した他、複数のまとめサイトでも取り上げられるなど広く拡散。しかし、元記事はもちろん、Sputnikの記事にも「童貞は病気」「童貞は障がい者」とする明確な記述はなく、こちらも誤った意訳となっています。


不妊 障害 はちま起稿の記事

 元記事はあくまで“妊娠しづらい男女が対象だった「不妊」「子供に恵まれない人」の定義が、より広範囲になったこと”を取り上げたもの。今回の騒動は誤訳記事をまとめサイトが拡大解釈し、起こったものと言えそうです。

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