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見る距離によって文字が変わったり、後ろから見るとガレージが凹んで見えたり……。そんな「錯視」をテーマにした展示会が、11月17日から開催されます。その名も「数理の国の錯視研究所」。
この展示会は、「錯視」を数学で解明・研究している新井仁之氏と杉原厚吉氏の作品を展示するもの。新井氏は平面の錯視作品を、杉原氏は立体を利用した錯視をそれぞれ展示します。
今回展示される作品は「数理モデル」というものを使って作成されました。これは現実世界の現象や仕組みを数式で記述したもので、これを利用することにより錯視を意図的に作り出したり見え方をコントロールしたりすることが可能になるとのこと。
「数理の国の錯視研究所」は、2016年11月17日から2017年5月15日の期間限定で開催されます。場所は日本科学未来館3階、常設展「未来をつくる」内にて展示されます。開催時間は午前10時〜午後5時(入館券の購入は閉館時間の30分前まで)。
(大里ミチル)
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