ニュース
有料スケブやイラストカードが普及 ドイツの絵師事情をベルリンのアニメファンイベントで探ってきた(2/2 ページ)
カカオ・カルテ? 有料スケブ? 日本とはちょっと違うドイツのイラストレーターの活動とは?
advertisement
二次創作の扱いも気になるところ
会場でもうひとつ気になったのは、二次創作の扱いです。会場で見かけた同人誌などの作品は基本的にいわゆる創作系ばかりで、二次創作をほとんど見かけませんでした。
この点についてアニマコ実行委員会の担当者に質問してみたところ、販売する作品については著作権の問題を各自でクリアーにしておくことが参加条件になっているとのこと。二次創作にまつわる著作権の問題については、自己責任のもと参加者が事前に許可を取得するなどの対応が求められるようです。実際に会場で二次創作をほとんど見かけなかったのはこのあたりの参加条件が関係しているようでした。
今回は、トレカサイズの作品フォーマット「カカオ・カルテ」や有料スケブ「コンホン」など、日本ではあまりなじみがないと思われるイラストレーター活動を紹介してみました。もしドイツのイベントに参加することがあれば、参考にしてみてください。
また、アニメ・コンベンションといえば、来場者のコスプレも見どころのひとつ。最後に会場で見かけたコスプレイヤーを紹介します。それではまた!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 欧州最大のゲーム見本市「ゲームズコム」にコスプレイヤーが集まる理由とは?
ドイツのゲーム見本市「ゲームズコム」には多数のゲームファンにくわえてコスプレイヤーも訪れます。 - これが“ドイツのコミケ”だ 特大ファンイベント「ドコミ」に行ってきました!
欧州各国からも広く参加者を集めるドイツのファンイベント、ドコミの模様をお届けします。 - 「フェイクって悲しいよね」 ドイツのアニメファンイベント、海賊版対策に動く 「最もひどい海賊版コンテスト」実施
アニメグッズなどの海賊版が流通するドイツの現状を変えたいと立ち上がったドイツ人にインタビューしてきました。 - 「年齢は関係ない」――アニメファンを「卒業」しないドイツの大人たちに会ってきた
ドイツ最古のアニメファンクラブが主催するイベント「アニメマラソン」。そこは30代や40代の「大人」なアニメファンが集まる落ち着いたイベントだった。 - アニメ・漫画ファン集う独フランクフルト・ブックフェア 書籍見本市でコスプレ・コンテスト開催の理由とは?
500年以上の歴史を有し、世界最大といわれる書籍見本市独フランクフルト・ブックフェア。そこにはアニメ・漫画ファンも集まり、コスプレコンテストも行われます。 - ドイツはアニメイベント大国? 大型アニメコンベンション「AnimagiC(アニマジック)」に行ってきた
ドイツで3日間にわたって開催される大型アニメコンベンションをリポート。ドイツってアニメ関連のイベントがかなり多いんです。 - 音楽の都にボカロの歌声が響く ウィーンの大規模アニメコンベンション「AniNite」リポート
音楽の都ウィーンで開かれたアニメコンベンションで、AHSがボーカロイドを使ったコンサートを開催しました。 - レトロゲーム好きには胸熱スポット ドイツのコンピューターゲーム・ミュージアムに行ってきた
ベルリンにあるコンピューターゲーム・ミュージアムは、およそ2万5000タイトルを収集。ゲームで遊ぶこともできます。 - 海外でも広がるボカロ ドイツのボカロ事情を探る
ポップカルチャーとして受け入られるAHS、ハイカルチャー分野で注目される初音ミク。ドイツのボカロ事情を紹介します。