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マイクロソフトは、ブラウザ「Microsoft Edge」のアップデートで、Flashをデフォルトでブロックすることを明らかにしました。
この変更は2017年のWindows 10 Creator's Updateで提供される予定。今年リリースされたWindows 10 Anniversary Editionでは既に、広告など一部のFlashコンテンツを自動的に一時停止しており、Flash排除をさらに進めた形となります。
HTML5をサポートするWebサイトではHTML5がデフォルトになり、Flashはロードされません。それによりパフォーマンスやバッテリー駆動時間、セキュリティが向上するとマイクロソフトは述べています。Flashに依存しているWebサイトは、ユーザーがFlashをロードして実行するかどうか選択でき、そのWebサイトで「一度だけ実行する」か「常に実行する」かを選べます。
とはいえアップデートと同時に全てのWebサイトでFlashがブロックされるわけではなく、マイクロソフトは「多くのWebサイトでFlashが欠かせない一部になっている」ことから、Flashに依存している人気サイトははじめは例外にするとしています。Microsoft EdgeでのFlash使用状況を見ながら、例外となるサイトを減らしていく計画です。
FirefoxやGoogle Chromeでも同様にFlashをブロックする動きが進んでいます。
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