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マダガスカルで、ちょっと触っただけでウロコが脱げてしまう新種のヤモリ「Geckolepis megalepis」が発見されました。むきだしになった皮膚が少し気持ち悪いので、人によっては閲覧注意かも。
「トカゲのしっぽ切り」という言葉がありますが、ヤモリには捕食されそうになったとき、うろこが取れて逃げやすくなる種が存在します。今回発見された新種はその中でも特にうろこが脱げやすく、少し触っただけでも反応してしまう「Geckolepis」に属します。うろこは数週間と短期間で再生し、取れる際に傷もつかないのだそう。
「Geckolepis megalepis」には、他のヤモリに比べてはるかにうろこが大きいという特徴が。これによりうろこがくっついている面積が表面積に対して小さくなっているため、簡単に取れるのではないかと研究者らは推測しています。下にあるピンク色の皮膚がむきだしになった姿はゆで卵のようにつるつるで、かわいいような気持ち悪いような……。とにもかくにもまったく別の生物のような見た目です。
ちなみに、この手のヤモリの研究はとても難しい分野なのだそう。は虫類の種を特定する方法として、“うろこのパターンを見る”というものがあるのですが、すぐに取れてしまうため、成体になるまでパターンを保持できないためです。数年前に10を超える種が存在することが明らかになったものの、それまでは3、4種しかいないと考えられていました。今回の研究ではX線を使った骨格比較を行うことで、このような課題を克服しています。
(マッハ・キショ松)
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