有川浩さんの小説「旅猫リポート」が福士蒼汰さん主演で実写映画化されることが発表されました。監督は同じく有川さんの小説を映画化した「植物図鑑」で監督を務めた三木康一郎さん、2018年全国公開予定です。
2012年に発売された同作は、心優しい青年・悟(サトル)が、とある事情から飼えなくなってしまった愛猫・ナナと一緒に、新しい飼い主を探しこれまでの人生で出会ってきたさまざまな人たちを訪ね歩く中で、伝えられなかった気持ちや本当のきずな、自身の知られざる過去や秘密が明らかになる物語。有川さんが過去のインタビューで「一生に一本しか書けない物語」と表現するほど思い入れの強い作品としても知られ、シリーズ累計では40万部を突破(2017年3月6日時点)しました。
主演の福士さんは、映画「図書館戦争」シリーズに続く有川作品への出演。ほぼ全編が猫との共演となる同作に、「最初は猫との距離感に少しドキドキ、猫見知り(?)しました」とコメント。「大切な人たちや猫への思いを、自然体で届けられたらいいなと思います」と話しています。
映画化に当たり、有川さんは脚本開発に参加。「こちらからお願いしたのは、とにかく猫さまの都合を第一に! ということ。猫のしたくないことは一切させない。必要であれば脚本はいくらでも書き換えます」と伝えたとのこと。
なお、撮影に当たり最大の難問とされてきた猫の芝居については、動物プロダクションとの入念な準備の下、猫のリアルでかわいい表情やしぐさがたっぷり詰まった、今まで誰も見たことがない「猫映画の決定版」を目指すとしています。
これは、一人と一匹の最後の旅の物語です。でも、きっと悲しさではなく幸せを感じていただけると思います。
今回は、これまでにご縁があり、その力を心から信頼できる方々に映画化していただけることになりました。こちらからお願いしたのは、とにかく猫さまの都合を第一に!ということ。猫のしたくないことは一切させない。必要であれば脚本はいくらでも書き換えます、と。
決して言うことをきいてくれない猫さまを一緒に愛してくださるみなさま、サトルとナナのふたりの旅を見守ってあげてください。 有川浩
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