DeNA、キュレーション事業の第三者委員会調査結果を発表 創業者・南場智子氏が代表取締役に復帰
昨年話題になったキュレーションプラットフォーム事業。第三者委員会からの報告書を全文(PDFで306ページ)公開しました。
DeNAは3月13日、キュレーションプラットフォーム事業に関する第三者委員会からの報告書を全文(PDFファイルで306ページ)公開しました。同時に今回の調査結果や提言を受けた今後の対応方針も発表しています。
DeNAは昨年、WELQなど運営していたキュレーションメディア10サイトが著作物の盗用などで炎上していました(関連記事)。報告書では、10サイトの記事37万6671件を調査した結果、複製権/翻案権侵害の可能性がある記事の出現率は、統計学的な推計値として1.9〜5.6%あったなど、データに基づき法令上の問題を指摘。医療の関連記事に医師の間でも見解に相違がある内容を安易に記載していたことや、文章に著作物性が認められないものの他の記事からコピー&ペーストがされていたことなど、さまざまな問題をあげています。
DeNAは今後の対応の1つとして、創業者であり取締役会長の南場智子さんが13日付けで代表取締役に復帰したことを発表。現・代表取締役社長兼CEOの守安功さんに加えて代表取締役を1人体制から2人体制へ変更することで、トップマネジメントを強化し、ガバナンス及びコンプライアンス・管理体制の強化を含めて抜本的改革を進めていくといしています。
また執行役員・柴田大介さん(前経営企画本部長)や執行役員経営企画本部長・小林賢治さんなどほか25人についても「就業規則に基づき処分する」と発表。執行役員メディア統括部長兼Palette事業推進統括部長・村田マリさんも12日に執行役員ならびにiemoの取締役、Find Trabelの取締役を辞任する意向を表明、ペロリの代表取締役・中川綾太郎さんも12日付けて同社の代表取締役を辞任しました。
DeNAは13日17時から、今後の対応について第三者委と会見を開く予定。DeNAのYouTube公式チャンネルで会見の模様を配信します。
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