情報バラエティー番組「王様のブランチ」(TBSテレビ)で3月11日に放送された谷原章介さんと荒木飛呂彦先生の対談動画が、YouTubeのTBS公式チャンネルで3月31日までの期間限定で公開されています。ブラボー! おお……ブラボー!!
動画では、「魔少年ビーティー」で驚き、「バオー来訪者」で心をつかまれたと話す荒木作品ファンの谷原さんが、まるで少年のように目を輝かせながら荒木先生にインタビューする様子が6分35秒にわたって収められています。
「ジョジョの奇妙な冒険」について、最初は肉体を追求していたという荒木先生。しかし、「心が一番人間の闇の部分が怖いな」と思い始めたそうで、能力を具現化した姿である“スタンド”も、「心を絵で描こうというところから始まっている」と明かしました。
さらに好きな登場キャラクターの話に移ると、谷原さんはイギーと回答。整った顔をくしゃくしゃにしながら「死んだときは悲しかった〜……」と心底切なそうにすると、荒木先生もたまらず「ごめんなさいね、ほんっとうに」と謝罪。荒木先生自身もイギーを生かしておきたかったようなのですが、登場人物が勝手に動きだし「作者のコントロールが効かないときがある」として、「無理やりやる(ストーリーをいじる)と何かが壊れる」「(作品に対して)魂を売った感じになる」と、作品に対する姿勢を口にしました。また、「あんまり言うの嫌だったんだけど」と前置きしつつ、「(マンガで)死んだ人が生き返るのが嫌だった」と暴露する一幕も。
一方、荒木先生は「今までかっこいいヒーローを目指して描いていたけど、友達みたいな初めて描いた感じ」として、第4部に登場する東方仗助をチョイス。そのことに関連して、8月4日公開の実写映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」に話題が移り、谷原さんから実写化の話を聞いたときの感想を聞かれると、荒木先生は「スタンドが(表現)できるのかな」「俳優さんが雰囲気を出せるのかな」と思ったと回答。「心配で……楽しみですよね」と若干言葉につまるシーンもありましたが、最後は「俳優さんたちが原作に近づいていってるのがびっくりしますね」と称賛し、主演の山崎賢人さんに関しても「もう逆に山崎くん見て描こうかな」と話しました。
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