映画監督・押井守さんが有料メールマガジン“押井守の「世界の半分を怒らせる」。(第110回)”の締め切りを落としてしまったことが明らかになりました。配信日は当初予定されていた5月1日から5月6日以降へと変更に。間に合わなかったのはやむを得ない事情があったから……と、思いきや、ゲームのせい!?
公式Twitterによると、押井さんは担当編集者へのメールで「全て私の責任です。FALLOUT4に夢中で送信を忘れたまま帰宅してしまいました。お許しを。おしー」と釈明。どうやらいったん原稿は完成していたものの、見直してから送ろうとしていたのを忘れてそのまま熱海へと出掛けてしまったようです。東京に戻るのは6日のため、メルマガの更新も6日以降まではおあずけという事態に。知らせを聞いた読者からは「6日に配信だと……?!」という驚きや、「なら仕方がない」といった諦めの意見が見受けられました。
過去のメルマガやゲーム情報サイト「Automaton」の連載で、「Fallout4」の廃人プレイヤーぶりが話題になっていた押井さん。同ゲームは核戦争後の荒廃した世界を冒険するアクションRPGですが、連載ではプレイ時間が数百時間を突破していることを明かしつつ、
- 裏技や卑怯技には手を出さない。
- 一時的に能力の上がるアイテムは使用しない。
- 誘拐された息子の捜索は行わない。この世界の何処かで逞しく生きているでしょうが、悪党として登場した場合は殺害を躊躇しない。
- 基本的にストーリーは辿らずに殺戮と略奪だけで自立の途を歩む。
といったストイック過ぎるプレイ方針を説明。押井さんが公開したゲームのスクリーンショットでは、40機を超えるパワーアーマー※が偏執的に整列されており、さながら押井監督の「ケルベロス・サーガ」の様相。
※1機集めるのも大変
メルマガ編集部は告知記事で「ご理解のほどよろしくお願いいたします。今後とも当メルマガをよろしくお願いいたします。(あの犬監督め…)」と、押井さんのトレードマーク“犬”を絡めて愛憎の入り交じった様子を伺わせています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「スーパーゲームボーイ」「犬っぽい」「押井守監督に見える」 新ハード「NINTENDO SWITCH」反応まとめ
コントローラーから耳生えてる。 - 魂が入ったアニメーション――押井守が語った実写「攻殻機動隊」の不思議な感覚と素子に残る“引っ掛かり”
実際のところ、押井守は何か新しいテーマや表現を持って再び「攻殻機動隊」を手掛けたいと思っているのだろうか? - 「『攻殻機動隊』が『ゴースト・イン・ザ・シェル』になった」 Production I.G石川光久が明かす、ハリウッド版攻殻に宿る“魂”
「僕自身はアニメで勝負したいなとあらためて思った」(石川) - 押井守監督がアニー賞生涯功労賞を受賞! 宮崎駿監督や高畑勲監督などに続き日本人6人目
- 『Fallout 4』ファンの死を悼んで公式がNPCとして登場させる、再会した亡き弟がゲーム内でくれたもの
Bethesdaの心遣いが、海外フォーラムを中心に賞賛されている。