おもちゃやビデオゲームを展示する米ストロング国立演劇博物館が、第3回目となる「ビデオゲームの殿堂」を発表。ゲーム業界に大きな影響を与えたとして任天堂の「ポケットモンスター 赤・緑」をはじめとする4作品が選ばれました。
今回殿堂入りしたのは任天堂の「ドンキーコング」(1981年)、カプコンの「ストリートファイターII」(1991年)、マイクロソフトの「Halo: Combat Evolved」(2001年)、そして「ポケットモンスター 赤・緑」(1996年)と、日本の作品が3つ選出されました。
同館は国際的な文化現象を生んだポケモンについて、151匹のユニークなモンスターを集めるようプレイヤーに挑戦し、広く知れ渡ったキャッチフレーズ「Gotta catch 'em all!(日本での“ポケモンゲットだぜ!”)」を作り出したことを紹介。またゲームの出荷数以外にも、2014年時で800以上のテレビエピソードや17本の映画など多数のスピンオフ作品、さらに「ポケモンGO」の導入など挙げ、衰退の兆候はほとんど見られないとしています。
なおファイナリストには「ファイナルファンタジーVII」「マイクロソフト ウィンドウズ ソリティア」「モータルコンバット」「トゥームレイダー」など12作品が選出されていました。
世界的な人気があり、多くの影響を与えたゲームの認知向上を目的とした「ビデオゲームの殿堂(World Video Game Hall of Fame)」は2015年に設立。第1回では「スーパーマリオブラザーズ」「パックマン」「テトリス」、第2回では「ゼルダの伝説」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」などが選ばれています(関連記事)。
画像:Courtesy of The Strong(R), Rochester, New York
(宮原れい)
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