日本から「ゼルダの伝説」「インベーダー」など3作品が選出 米博物館が「ビデオゲームの殿堂」を発表
昨年から開始した取り組みで、すでに「スーパーマリオブラザーズ」「パックマン」などが殿堂入りしています。
米国のストロング国立演劇博物館が、第2回となる「World Video Game Hall of Fame(ビデオゲームの殿堂)」を発表しました。日本からは「ゼルダの伝説」(1986年、任天堂)、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」(1991年、セガゲームス)、「スペースインベーダー」(1978年、タイトー)の3作品が選出されました。
「World Video Game Hall of Fame」は世界的な人気を獲得し、ゲーム業界や大衆文化、社会に影響を与えたゲームの認知向上を目的として2015年に設立。第1回では「スーパーマリオブラザーズ」「パックマン」「テトリス」などが選ばれています。
第2回「World Video Game Hall of Fame」に輝いたのは、「Grand Theft Auto III」「The Oregon Trail」「The Sims」「ゼルダの伝説」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「スペースインベーダー」の6作品。ファイナリストには「Minecraft」「Sid Meier's Civilization」「トゥームレイダー」「ファイナルファンタジー」など15作品が選出されていました。
ストロング国立演劇博物館の紹介によれば、「ゼルダの伝説」はプレイヤー次第で展開の変わるゲームが普及するきっかけになった作品で、家庭用ゲームとしては初めてセーブデータを保存する内部バッテリーを備えていました。「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」は、超高速なゲームプレイが特徴的な90年代のセガの代表作で、関連作品を含む販売数は35億にも上ります。「スペースインベーダー」は同作の持つハイスコアを表示する機能が、その後のアーケードゲームで定番化。また、日本のゲームとしては初めてマイクロプロセッサを搭載していました。
「World Video Game Hall of Fame」に選ばれたゲームは今後、同博物館の2階に常設展示されます。
(マッハ・キショ松)
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