青森県で配られるリンゴの品種を記載した下敷きがTwitter上で話題になっています。これは県内の一部小学校で入学時に配られるもので、約10種類のリンゴの写真と特徴などが書かれており、“これのおかげで青森県民は見た目でリンゴの品種が分かる”とされています。さすがリンゴの名産地。
青森県りんご対策協議会によると、この下敷きは「子どもたちにリンゴの知識をもってもらいたい」と昭和40年代前半から小学校で配布され始めたもの。配布地域は県内全域というわけではなく、リンゴの生産が特に盛んな津軽地方が中心だそうです。
また、この下敷きは県内の小学校の他、リンゴの寄贈の際などさまざまな場面で配られるもので、県内にかぎらず全国的に配布しているとのこと。また、下敷きの他にも定規や消しゴムも配布しているそうです。
Twitterでは「青森県民ならリンゴの品種は見た目で大体分かる」とされていましたが、実は青森市出身の筆者でも「めっちゃ大きいリンゴは“世界一(品種名)”」という程度の知識しかありません。同協議会にも「リンゴの品種分かりますか?」と聞いてみたところ「津軽地方の人なら分かるかもしれません」となんとも言えない返答が。確かに津軽地方はそこらじゅうにリンゴ畑がある“青森リンゴ界の超エリート”なので、彼らなら余裕なのかもしれません。
念のため、津軽地方出身ではない青森の友人2人に「リンゴの品種見た目で分かる?」と聞いてみたところ、「分かんねーよ」「名前は分かるけど見ても判別できない」と悲しいお返事がありました。日常的にリンゴを食べる青森県民だからこそ、リンゴの品種を気にしなくなってしまうのかもしれないな、と感じた筆者でした。“リンゴ県民”などとやゆされる青森県民ですが、こういう人もいるのです。
画像提供:青森県りんご対策協議会
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