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芸能人の権利を守る擁護団体、弁護士が設立 芸能人の法知識向上やセカンドキャリアまで支援

田中聖さんや橋爪遼さんの逮捕に際しては、「犯人前提の報道がないよう求める」と声明。

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 芸能人の権利を守ることを目指す「日本エンターテイナーライツ協会(ERA)」を、5月に弁護士が中心となって設立しました。芸能人のスキャンダルや所属事務所とのトラブルが相次ぐ芸能界において、重要な役割を果たしそうです。


公式サイト

 日本の芸能人は海外と比べても社会的立場が弱いとされており、近年ではネットの普及により見知らぬ個人からの脅威にさらされる事案も増えています。こうした背景から、同団体は芸能人にも社会や法律に対する正しい知識が必要と提言。勉強会や相談会の開催、メディアや芸能事務所に対する意見表明などを行い、芸能人の権利擁護と地位向上を目指します。また、芸能人のセカンドキャリアにも着目。企業と連携しての起業支援も行うとのことです。


活動内容 ERAの活動内容。芸能人による労働組合設立も視野に入っている

 現状の具体的な活動としては、芸能活動の実績がある人を対象に会員を募り、無料のメルマガで法律情報を提供しています。また、田中聖さんや橋爪遼さんの逮捕に際しては、犯人である前提の報道がないようメディアに求める声明文を出しています。

 ERAは6月9日に記者会見を予定。あらためて設立を報告し、賛同する芸能人からの問題提起やメッセージなどを公開するとのことです。


(沓澤真二)


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