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何も見えねえ! 両目のまわりで育ったカキに視界をふさがれてしまったカニさん

幼生のカキが居場所に困り、カニにくっついて育ったもよう。

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 米バージニア州のチェサピーク湾で、両目をカキにふさがれたカニが発見されました。まるで目がカキに食べられたかのように覆われていて、何も見えなさそう。


 発見したのは同州タンジール島の市長。カニは名産のアオガニで、カニ獲りかごの中から見つかったといいます。カキがカニの目のすぐそばで大きく成長していて、なんだかサングラスみたい。


目隠し 市長と不運なカニ(チェサピーク湾財団のTwitterより)

アオガニ 通常のアオガニ(チェサピーク湾財団のTwitterより)

 ワシントンポストに掲載された専門家の意見によると、カキは生まれると堅いものに付着して成長するもので、居場所が見つからない場合は、時々カニの身体にすらくっつくとのこと。件のカニのように、左右対称に付着するのはレアケースなのだそうです。どんな生物も生きるのに必死なのでお互いさまとはいえ、カニにはちょっと災難でした。


(沓澤真二)


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