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線画をリアルに変換してくれるWebツールが登場しました。以前話題を呼んだ猫イラスト変換ツール(関連記事)と同じ「Pix2Pix」システムを使い、オランダの放送局NPOが公開したとのこと。さっそく試してみましたが、なかなか「雑な落書きが美麗な絵画に!」とはならないようです。
左側の枠にマウスで直描きした絵が、変換されて右側に出る仕組み。機能はペンと消しゴム、「undo(一手戻し)」、「clear(全消去)」だけで、拡大・縮小機能もありません。Ctrl+マウスホイール操作などで、ブラウザのページを拡大すると描きやすいです。なお、スマートフォンからのアクセスは可能ですが作画はできません。
描き上げて中央の「process」をクリックすると変換が開始。できあがった絵は「save」ボタンからPNG形式で保存できます。筆者が試したところ、多少雑に描いても立体感のある絵に仕上がりました。ただ、ボウズ頭の人物に自動で髪を描き足したり、前髪をボリュームアップしたりといったクセがあり、あまり思い通りの形には変換されないようです。特に瞳の表現がどうしても木目のようになりがちで怖い。
WebツールはTwitterで注目を集めており、URLを検索すると多くの作例が出てきます。ときどきアーティスティックな作品も発見できて、見ていて飽きません。やっぱうまい人が使うと違うわあ。
(沓澤真二)
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