ある学校で配布されたという算数のクイズが、Twitter上で話題になっています。計算自体は小学生でもできるくらい簡単なのですが、引っ掛かって不正解になる人が続出しているもよう。
問題図には「72 → 27 → 18 → 21 → ?」と、数字が斜め方向の矢印とともに並べられており、回答になるのは「?」に入る数字。また、「72」以降の数字には、縦方向の矢印で「99」「45」「39」といった別の数字がつながっています。どうやら、斜め方向に並んだ数字の列、それに付随した数字の2つから規則性を見つければ、答えを出すことができそうです。
よく見ていると気付くと思われるのは、縦方向の矢印の数字から、斜め方向の矢印の数字を引くと、その2つにひもづいた数字が出ること。例えば、「27」は「99−72=27」、その隣の「18」は「45−27=18」とぴったり当てはまります。ということは、「?」に入る数字を導くには「36−21」を計算すればいいはず。つまり、このクイズの答えは「15」です!
答えは「15」と思ってしまった方、不正解です。ひとつひとつ計算していくと、斜めに並んだ数字列の最後に位置する「7」だけ、「21−13=8」と規則が適合しないことが分かるはず。最後まで根気よく考えないと、間違ってしまうというわけですね。
正解を出すには、ある数字にひもづけられた2つの矢印の数字をひとけたずつバラして、それぞれを足し算する必要があります。「27」の場合を例に取ると、「99」「72」から矢印が伸びているので「9」「9」「7」「2」を合計するのが正しい計算方法。「?」に入る数字を導く場合は「3+6+2+1」を考えればよく、答えは「12」となります。
(マッハ・キショ松)
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