14年の歴史を持ち、1億人を超える登録ユーザーを抱える大手写真共有サイトPhotobucketが、写真を外部サイトに埋め込める機能を警告なしで有料化したとして、ユーザーから批判の声が上がっています。
Photobucketでは、アップロードした画像をAmazonやeBay、ブログなど外部のサイトに埋め込む機能があり、この機能を使って商品画像を登録しているユーザーもいました。これまで、この機能は無料アカウントでも利用できていましたが、埋め込んでいた画像が突然、有料アカウントへのアップグレードを促す告知画像に変わってしまったという報告が6月末ごろから寄せられました。
同サービスでは6月26日に、6月20日に利用規約を変更したことを告知していましたが、告知では具体的な変更内容については説明していませんでした。新たな規約では、埋め込み機能は年間399ドル(約4万5000円)の「Plus 500」プランでのみ使えるとされています。
有料化の告知が十分になされず、突然画像が表示されなくなってしまったことにユーザーからは批判が相次ぎました。自分の写真を人質に取られ、身代金を払うよう脅迫されているように感じるユーザーも。
Photobucketは7月6日に、この変更についてブログで説明。同サービスは広告収入への依存が大きいため、広告ブロッカーの増加といった広告業界の変化の影響を受けており、また利益にならない埋め込み機能も爆発的に増えていると述べています。コストの75%が、埋め込み機能を利用している無料ユーザーによるもの。こうした背景から有料化に踏み切ったと同社。無料ユーザーへの埋め込み機能有料化の告知も始めたとも述べています。
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有料化に関して、ユーザーからは賛否両論があるようです。