無料コミック&漫画アプリ「comico」が11月29日のリニューアルで一部有料化され、従来のユーザーから「レンタル券やめてほしい」「タダ読みが魅力だったのに」など不満の声があがっています。
今回のリニューアルで大きく変わったのは、「レンタル券」と「応援ポイント」の導入です。
「レンタル券」とは、各作品を無料で読むためのチケットで、使用するとその作品が8日間、閲覧可能になるというもの。特定の作品にだけ使用できる「作品レンタル券」と、どの作品にも使用できる「どれでもレンタル券」の2種類があり、「作品レンタル券」は使っても時間がたてば自動で回復、「どれでもレンタル券」は時間では回復せず、主にイベントなどでの配布が主な入手方法となるようです。
一方、「応援ポイント」は120円35ポイントから購入可能。応援ポイントを使用すると、他の読者よりも早く「先読み話」を読めたり、レンタルではなく作品を“購入”して永久に閲覧できるようになります。また、消費されたポイントは作家の“応援数”としてカウントされ、応援数が増えると作家のランキングが上昇し、報酬が増えたり書籍化や映像化などが進んだりする仕組み。応援システムの詳細については、サイト内でもマンガで詳しく紹介されています。
しかし「一部有料化」ともとれる今回のリニューアルに対し、Twitterでは「レンタル券やめてほしい」「タダ読みが魅力だったのに、課金読みになった」「無料で読めるという方針は変えないでほしかった」といった声も多数。中には「#comicoリニューアル反対」というハッシュタグで、課金制度導入に対する抗議文を拡散するアカウントも……。
また「課金制度が許せなくて、アプリをアンインストールする!」という声も少なくないようです。
一方、comicoに作品を載せている作家からは、ユーザーの減少を懸念してか、リニューアル後のcomicoの使い方について「(レンタル券をうまく使えば)課金しなくても利用できる」と説明するツイートや、「これからもcomicoをよろしくお願いします」といったツイートも投稿されていました。
comico始まって以来の大型リニューアルとなった今回のアップデートですが、今後ユーザーにどのように受け止められていくのでしょうか。
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