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シヤチハタから、実際に避難経路を歩きながら、災害の疑似体験ができるスタンプラリーセットが発売されます。スタンプを使った防災プログラムはこれまでに無く、世界初の試みとのこと。
シヤチハタ、東北大学の研究所らが開発した「防災・減災スタンプラリー導入セットA」の特徴は、防災教育にスタンプラリーの仕組みを取り入れている点。チェックポイントを小学校の体育館などに設定することで、実際の避難経路を歩けるようになっています。
各チェックポイントには「全員が津波から安全に素早く逃げるためには、どうすればいいか考えてみよう」など、災害をシミュレーションさせる設問パネルを配置。回答には、「防災タイプ」に応じて3種に色分けされたスタンプを使用します。この「防災タイプ」とは、災害時の行動を「自助(自分で自分の安全を守る)」「共助(周囲と協力する)」などに分類したもの。スタンプラリーが終わったころには、どの色のスタンプが多かったかを見ることで、防災に対する自分の考え方が一目で分かるようになります。
開発に関わった研究所関係者らによると、「防災・減災スタンプラリー導入セットA」には、教育心理学や過去の災害からの知見が盛り込まれており、防災について効果的に学べるとのこと。防災教育は知識の詰め込みで終わってしまうことが多いものの、スタンプラリー形式を採用することで災害への理解がより深められるようになっているといいます。
受付は9月1日から行われ、価格は9万9000円(税別)。学校、自治体などの企画で利用する機会があるかも?
(マッハ・キショ松)
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