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24時間テレビ、羽生結弦選手が告白した小児ぜん息について「病気を言い訳にせず」とツイートし物議 視聴者から非難の声

ぜん息は死亡例もある病気。

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 日本テレビ「24時間テレビ」が8月26日に投稿したツイートが、非難の声を集めています。スケートの羽生選手出演を告知するものだったのですが、ツイート内容は以下の通り。

この後は2歳の時に小児ぜん息と診断された羽生結弦選手が、病気を言い訳にせず世界のトップで戦い続ける思いをテレビで初告白。さらに、郷ひろみと氷上コラボ!全国の病気を抱える子供たちにエールを送る。
是非お見逃しなく! #24時間テレビ40



 この投稿に、ぜん息の子どもを持つ視聴者などから「喘息その他で本当に運動のできない子どもたちが『僕は言い訳してると思われてるのか…』と傷つく」「羽生結弦選手がまるで病気を言い訳にするなとでも言っているかのようだけど、本人は全くそういう事は言っていない」「障がい持ちの方を応援したいなら言葉を慎重に選んで下さい 」「病人に面と向かって『病気を言い訳にせずに頑張って』と言えるものでしょうか」「障害者は全員言い訳みたいに聞こえるのでやめてください」といった声が寄せられています。











 8月27日11時30分現在、日本テレビからツイートについての訂正などは特に行われていません。

国の指導は

 小児ぜん息持ちの児童に対し、国ではどのように指導しているのでしょうか。独立行政法人環境再生保全機構では、「ぜん息があるからといって運動を制限する必要はありません。予防薬を使うことで、運動しても発作が起こらないようにぜん息をコントロールすることができます」としています。



 また、東京都福祉保健局健康安全部環境保健課が作成した「子供のぜん息に適切に対応するために 〜保育所・ 幼稚園等関係者向け〜」では、「運動は子供の成長発達にとって利点が多いので、ぜん息の子供に対しても、運動を避けるのではなく、運動誘発ぜん息を十分にコントロールして、遊びや運動をさせます」としていますが、「咳き込んでいたり、息苦しい様子があればすぐに運動などを中止させる」と、運動に一定の制限を課しています。



 厚生労働省の「喘息死ゼロ作戦の実行に関する指針」によると、2004年にぜん息で亡くなった人は3283人で、90%近くが60歳以上の高齢者です。ただし、小児も40人亡くなっているとのこと。

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