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マイナンバーカードで図書館など公共施設が利用可能に 総務省がマイキープラットフォームを運用開始

クレジットカードや航空会社のポイントやマイルを、地域の美術館や商店街などで使えるポイントに変換できる仕組みも。

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 総務省が、公共施設の利用カードをマイナンバーカードにまとめられるサービス「マイキープラットフォーム」の運用を開始しました。現在東京都豊島区など33自治体で、先行的な実証事業が始まっています。


構想 マイキープラットフォーム構想(総務省の資料より)

 利用するにはポータルサイトで配布されている登録準備用ソフトを利用して、「マイキーID」を作成(マイナンバーカードとICカードリーダーライターが必要)。以降はマイキーIDと施設の利用者番号をマイキープラットフォームに登録することで、図書館や体育館といった公共施設をマイナンバーカードだけで利用できるようになります。


ワンカード化 複数の公共施設の利用を、マイナンバーカード1枚で(総務省の資料より)

 総務省は同時に「自治体ポイント管理クラウド」も構築し、専用サイト「自治体ポイントナビ」を開設。クレジットカード会社や通信事業者、航空会社など協力企業が発行しているポイントを、一部の自治体が実施している「自治体ポイント」に変換できる仕組みを始めました。例えばNTTドコモのdポイントを自治体ポイントに変換し、美術館や商店街、公共交通機関での支払いに充てるといった使いかたが可能。自治体ポイント対応サイト「めいぶつチョイス」で、地域の物産品を購入することもできます。


ポイント変換 複数のポイントを自治体ポイントへひとまとめにすることが可能(総務省の資料より)

 2018年2月ごろには、AndroidおよびiOSのタブレット端末向けアプリの提供も予定。マイキープラットフォームの運用協議会には9月20日時点で228の地方公共団体が参加しており、利用できる地域の今後の拡大が見込まれます。


(沓澤真二)


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