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マイナンバーカード(個人番号カード)を受け取る際に一緒にもらえる半透明のカードケースに、不備があるのではないかと話題になっています。このカードケースは、個人番号など重要な情報が書かれた部分のみ不透明になっているのですが、QRコードの部分は隠れておらず半透明になっているのです。
QRコードにはケースで隠しているマイナンバーの情報が含まれており、第三者にバーコードリーダーなどで読み取られるとナンバーを知られてしまいます。この指摘を受け、マイナンバーの監視・監督をおこなう特定個人情報保護委員会では、第三者にQRコードを読み取られないように、また読み取らないようにとの注意を発布しました。
ただし、この注意喚起では「QRコードが見える状態で掲載しないように」と書かれているのみで、ケースの件について触れられていません。理由を個人情報保護委員会に問い合わせてみたところ、「個人情報保護委員会ではケースの作成に関わっておらず、またケース作成の担当などについても分からないため、個人情報保護委員会として出せる注意を出した」とのことでした。
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パスワードの設定を分かりにくいものにするなど対策はしていたそう。