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静岡県湖西市が、ふるさと納税利用者約2000人のマイナンバーを誤って送付してしまうトラブルがあったことを明らかにしました。原因は、表計算ソフトでデータを並び替えする際のミス。
湖西市は1月末、ふるさと納税のワンストップ特例制度(確定申告を行わない場合でも住民税が控除される仕組み)を利用した人の通知書5853件を関係自治体に送付。マイナンバーの誤りを指摘する電話があったため、データの確認作業を行ったところ、1992件で異なる利用者のものが記載されていたことが判明しました。
原因は、データの管理を行っていた表計算ソフトで並び替えを行ったときの誤操作。マイナンバーの欄と、住所や氏名といった個人情報の欄がずれたまま印刷してしまい、その後、十分なチェックを行っていなかったとしています。今後は、並び替えが不要なシステムを使用するなどして再発防止を図るとのこと。
なお、通知書は自治体のみに送られるものだったため、個人情報の流出は発生していないと同市は見込んでいます。
(マッハ・キショ松)
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