宮城県登米市が2016年11月29日に公開したプロモーション動画「登米無双」(関連記事)に、続編の「登米無双2」が登場しました。前回、登米市の名物でありソウルフードでもある「はっと」を守った「登米」(トメ)の、新たなる戦いがさらなる本格アクションとして描かれます。なぜ続いた。
前作の「Go! Hatto 登米無双」で、突如として街を乗っ取り「はっと」(小麦粉を水で練って熟成させたものを指で薄くのばしてゆで上げた郷土料理)を「ご法度」にしてしまった黒服集団を1人でなぎ倒した「トメ」。無事平穏が戻った登米市では、トメが弟子の「サチ」とともに平和に農作業に明け暮れていました。
しかし、そんな平和な登米市に。再度黒服集団のボスが乗り込んで来ます。さらに今回は、ボスとともに赤い服に身を包み鉄扇を持った美女である真のボスも同行。2人でトメに襲い掛かります。2対1の戦いに、さすがのトメも追い詰められ大ピンチに。このままではまた「はっと」が「ご法度」になってしまう!
しかし、ここで「サチ」が前作にも登場した神社に猛ダッシュ。「登米無双」を繰り出すための津山杉の木棒を持ち出し、道中の障害物をスイスイ飛び越えていきます。トメさんに続いてこの人もすごい動きをすると思ったら、パルクールパフォーマー・インストラクターのHanaさんでした。またガチの人だ(トメ役は殺陣歴約30年の金子早苗さん)。
ギリギリのところで戻ってきた「サチ」を交え、2対2の最終決戦が始まります。本格的なアクションでのバトルの末、ついにボスたちを追い詰めた2人。しかし、トドメを刺そうとしたところで、登米市の住人たちが止めに入ります。
それから(多分)数日後。そこには、登米市の飲食店で真面目に働くボス2人の姿が! 無事両者は和解したようです。イイハナシダナー。
相変わらず謎にクオリティーの高い「登米無双」ですが、今回はなんとゲーム版もリリースされています! すごい! きっと「三國無双」のごとき爽快アクションゲームに仕上がっているのだろうと思ってワクワクしながら開いてみたところ、ファミコンのようなグラフィックにボタン1つで操作する超シンプルゲームでした。なんてこったい。
しかもこのゲーム版「登米無双」、シンプルな割にやたらと高難易度。次々と襲い掛かってくる黒服をタイミングよくボタンを押しパンチでふっ飛ばしていくという内容なのですが、入力がやたらとシビアです。後半になると太鼓の達人の高難易度モードみたいな密度で黒服が連なってくるため、一瞬にしてやられてしまいます。ハイスピードモード(見た目の速さを上げて間隔を広げる)がほしくなります。最後まで進めればボスが出てくるそうなのですが、何回やってもそこまでいけませんでした。無念……。
ちなみにこのゲームも登米市のプロモーションになっており、背景には観光スポットが並んでいます。なかなかうまい作り。
さらに、動画主演のトメさんと登米市を巡る、観光ツアーも実施。観光スポット巡りの他、殺陣の実演などが予定されています。実施日は12月2日で、募集人数は30人。参加費は1人4000円です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 今度は宮城県か! 60歳の婆さんがカイジの黒服みたいなのをバッサバッサなぎ倒す「登米無双」公開
“無双”って言っちゃってるよ。 - 「温泉メリーゴーラウンド」、本当にやるのか……別府市の「湯〜園地」に3000万円以上の出資集まる
目標達成により、8つの企画が実現することに。 - 台風21号で観覧車のゴンドラがぐるんぐるん大車輪状態 「新手の絶叫系」と話題に 実は安全策の一環
台風通過後の風で、観覧車のゴンドラが激しく回る光景が話題に。南知多ビーチランドに取材しました。 - 東北ずん子、初のアニメ「ずんだホライずん」公開 ずんだキメすぎた少女たちが繰り広げるツッコミ不在の24分
ずんだを愛する東北勢と納豆を愛する大江戸勢の戦い。 - 茨城県がパワフリャな地方PR動画を公開 3分間マッチョが温泉に入るだけのおとこ気100%な内容
筋トレしよう。そして温泉に行こう。