寺田倉庫が運営するクラウドストレージ「minikura(ミニクラ)」は、2017年11月30日より、月額650円(税込)で10個まで荷物の預け入れをすることができる日本初のクラウド宅配ロッカー「minikura LOCKER」のサービス提供を開始した。
「minikura LOCKER」は、クラウド上で自分専用の宅配ロッカーを持つことができるサービスで、ECショップや実店舗で購入したモノを「minikura LOCKER」に送るように指定すると、受け取りと保管をしてくれる。そして、自分の好きなタイミングで配送してもらうことができるというもの。
使い方は簡単。「minikura LOCKER」で会員登録をし、ロッカーアドレスを取得。ECサイトや実店舗でお買い物をして、配送先に取得したロッカーアドレスを指定するだけ。購入した商品は倉庫到着後に撮影され、マイページ上でどの荷物がロッカーで保存されているか管理することができる。
倉庫に保管してもらっている荷物を配送してもらうタイミングを指定できるのは、旅行や出張などですぐに荷物を受け取ることが難しい場合や、複数のサイトで購入した商品を一度に受け取りたい場合などに便利だ。配送してもらう際の取り出し作業料は1回1梱包800円。複数の荷物は1梱包最大160サイズまでの範囲内で必要な分だけまとめて送ってもらうことが可能となっている。
基本的に荷物の預け入れ個数は10個だが、10個以上預ける場合は超過点数1点につき、月々130円追加となる。
現在、2018年1月8日までにサービスを申し込んだ方の中から先着1000人に、2018年2月までのminikuraLOCKER月額料金が無料となる、サービス誕生&年末年始キャンペーン「minikuraドリームロッカー」が実施されている。
「minikura LOCKER」は、買い物における配送時間やスペースの悩みを解決し、また、配送人材不足や再配達問題といった配送における社会課題を解決することを目指して誕生したサービスなのだという。
いろいろな使い方ができそうなクラウド宅配ロッカー。大切な人にサプライズでプレゼントを渡したい時なども、「minikura LOCKER」に預けておけば、当日まで秘密にしておくこともできそうだ。
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