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たまに見かけるネット用語を、勝手に知ったかぶりで解説する「ねっと用語知ったかぶり」。今回は「死体蹴り」をご紹介します。
【死体蹴り(したい-げ-り)】
死体蹴りとは、対戦格闘ゲームで、倒した相手キャラに対して、対戦が終わっているにもかかわらずさらに攻撃を行うこと。その様子がまさに死体を蹴っているように見えることから生まれた言葉です。現在は本来の意味から派生し、死体にむち打つ、つまり、死にそうなほどボロボロになっていて抵抗できない相手に対し、さらに追い打ちをかけるという意味でも使われています。こうして文章にするととんでもない鬼畜行為ですね。例えば野球の試合で、1回に10点入れているにも関わらず、さらに次の回で追加点を入れるような、一方的な試合も「死体蹴り」と呼ばれたりします。
野球のように両者が全力を尽くした場合はこの限りではありませんが、この死体蹴りという行為については「マナー違反」と考え、行為自体を嫌うプレイヤーも多く存在します。死体蹴りはありなのかなしなのか、という議論に至ることも多く、いくら勝ってうれしくても、やり過ぎはダメ、絶対。
使用例
例1:ちょっとさー、相手が死体蹴りしてきたんだよね! たまたまかもしれないけどさ。
例2:完全に自滅して反論できないのに死体蹴りとかやめてあげてよぉー。
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