湖池屋は、「スゴーン 和牛すき焼き」を発売すると発表しました。すき焼きの味わいをそのまま表現した同商品はそのまま食べるだけでなく、生卵を付けて食べたり、さらにご飯に乗せて食べることでより深い味わいを楽しめるとのこと。うそだろ湖池屋……前衛的過ぎるよ……。
「スゴーン」は“すんごいスコーン”を意味するもので、6月に「海老まるごと」と「鶏炭火焼」の2種類が発売されました(関連記事)。今回の「和牛すき焼き」でシリーズ3種類目となるわけですが、ここに来て突然今までになかったパワーあふれる食べ方を提案しています。どうしてこうなった。
公式サイトでは卵をつけて食べる「スゴーン 和牛すき焼き with T」という流行語大賞に乗っかったレシピと、ご飯に乗せて卵をかける「スゴーン 和牛すき焼き すき焼き丼」のレシピを公開中。編集部でサンプルを手に入れたので、卵をつける“with T”を試してみました。
まずは卵を付けず普通に食べてみたところ、確かにすき焼きのようなうま味と甘みが広がる、今までのスコーンにはなかった新しい味わいです。従来の「スゴーン」2種にも劣らないおいしさだと思いました。
そして本題の“with T”を試してみます。溶き卵を用意し、手が卵まみれにならないよう箸でつまんで「スゴーン」を投入! 何かとてもイケナイことをしている気分になってきましたが、いざ食べてみると……うむ、意外と悪くない……。やはりスナック菓子なので本物のすき焼きのように「卵があってこそ」という気分にはなりませんが、これはこれでなかなかです。
しかし1本ずつ生卵につけるのは少々手間なので、思い切って生卵にザーッと大量投入してみます。うわぁ、食欲の出ない見た目。
入れた後に「早く食べないとふやけてしまうのでは」と気付きましたが、意外と入れてすぐフヤフヤになるようなことはありませんでした。
こちらの方が手間もなく一気に食べられていい感じなのですが、生卵に入ったスコーンを箸で1本ずつつまんで食べていると、「自分は文明人として大丈夫なのだろうか? 何も知らない人にこの姿を見られたときに自我を保ち続けられるだろうか?」という気分になってきます。時代の最先端を行くものはいつも孤独であると思い知らされました。
食後に何か大事なものを失ってしまった気分になったものの、確かに生卵につけるのも「アリ」な同商品は12月25日から全国コンビニエンスストアで、1月8日から全国スーパーマーケット等一般チャネルで販売します。価格はオープン価格。
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笹食ってる場合じゃねえ感。