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日本テレビもAmazonオリジナルドラマ「チェイス」に抗議文 「倫理的にも著作権法的な見地からも到底看過できません」
2009年から2010年にかけ放送された「北関東連続女児殺害・行方不明事件」報道に内容が類似していると指摘。
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日本テレビは2月2日、Amazonプライムビデオで配信中のオリジナルドラマ「チェイス」について、アマゾンジャパン合同会社および制作元のジョーカーフィルムズに対し、正式に文書で抗議したと発表しました。
日本テレビ側はドラマ「チェイス」の内容について、同社報道局が2009年から2010年にかけ放送してきた、一連の「北関東連続女児殺害・行方不明事件」報道を「直ちに想起させる」ものであると指摘。事件被害者らの描写についても多くの類似点があるにもかかわらず、日本テレビはもとより、被害者遺族への連絡や取材も一切ないまま制作・配信されたもので、「倫理的にも著作権法的な見地からも到底看過できません」とコメントしています。
ドラマ「チェイス」を巡っては以前から、清水潔『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(新潮社)との類似が指摘されており、1月28日には新潮社からも配信中止の申し入れを行ったと発表があったばかりでした(関連記事)。なおドラマは現在第6話まで公開されていますが、配信ページによると、最新7話(最終話)については「現在一時的に視聴いただけません。7話は後日配信の予定です」と告知されています。
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