Amazonオリジナルドラマ「チェイス」最終話が未配信で視聴ユーザーから不満の声 「続き見たい」「何もかもが中途半端」
新潮社「殺人犯はそこにいる」との類似が指摘されており、新潮社が配信停止を申し入れていました。
Amazonオリジナルドラマ「チェイス」の最終話(7話)が配信予定の1月26日に配信されず、ネットでさまざまな声が上がっています。
同作はAmazonプライム・ビデオにて12月22日から独占配信を開始したAmazonオリジナルドラマシリーズで、大谷亮平さん、本田翼さんらが出演。内容は27年前に起こった連続幼女誘拐殺人事件に迫るサスペンスドラマですが、2013年に出版されたジャーナリスト・清水潔さんの著作『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(新潮社)との類似点が多く指摘され、配信直後から同ドラマに対し「盗作ではないか」など厳しい声が一部で上がっていました(関連記事)。
その後まもなく新潮社は「(清水さんの著作が)原作なのではないか」との声を受け、同ドラマの制作について何ら関知していないことを正式にコメント。そして1月18日に同社は、製作会社のJokerFilmsに対して同ドラマ配信の即時中止(1月17日付け書面)を申し入れたことを発表しました(関連記事)。
Amazonビデオの配信ページでは翌1月19日に6話が公開され、1月28日現在もすでに配信済みのエピソードは視聴可能な状態となっています。それもあり、レビュー欄では7話が公開されないことに対し、それまで視聴していたユーザーから「残念です」「続き見たい」といった声が上がり、また何も告知等ないままの現状に「全方位に対して不誠実」「何もかもが中途半端」「誠意ある対応を願いたい」といったコメントも。
なお製作会社のJokerFilmsは1月1日に「特定の書籍に依拠したものではありません」と、あくまでフィクションの作品として描いている作品だと公式サイトにて発表されたコメントで主張。またチェイスの共同プロデューサー、四宮隆史さんはTwitter上で清水さんにあてて、ドラマの企画にあたって『殺人犯はそこにいる』の影響があったことを語り、直接話をしたいと呼びかけていました(関連記事)。
今回最新話が配信されなかったことに関してTwitter上でも反響を呼んでいて、「配信停止になっているのは当然」「遅い」といった声と同時に、結末が気になる人へ「原作(『殺人犯はそこにいる』)を読めと言いたい」と、清水さんの著作を読むべきという声が多く上がっています。
ちなみに現在、同番組の公式サイトや公式Twitter、またプロデューサー・四宮さんのTwitterでは配信停止または中止などについてのコメント・発表はみられません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 新潮社、Amazonオリジナルドラマ「チェイス」に配信中止申し入れ
清水潔さんの『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』と内容が似ていると指摘されていました。 - Amazonオリジナルドラマのパクリ疑惑に共同プロデューサーが反省の弁 新潮社は関係を否定
「清水潔氏の著作『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』が原作なのではないか」という問い合わせに新潮社がきっぱり否定。 - 前情報不要! インド映画の最高傑作「バーフバリ 王の凱旋」を今すぐ見てくれ
今一番面白いやつ。 - 米Amazonの日本アニメ配信サービス「Anime Strike」終了
コンテンツはプライムビデオに移行へ。 - 極道×学園×美食のグルメコメディー『紺田照の合法レシピ』が実写ドラマ化 主演は竜星涼
監督は「孤独のグルメ」「女くどき飯」「ホクサイと飯さえあれば」の宝来忠昭さん。 - 「少女革命ウテナ」放送終了から20年の日 「ウテナ」「ピンドラ」がAmazonプライムビデオ・Netflixに追加される
最高のクリスマスプレゼント。 - 帰ってくる伝説のヒモ鷹山仁! 劇場版「仮面ライダーアマゾンズ 完結編」2018年春公開決定!
Amazonプライム・ビデオ作品初の劇場版。 - Amazonプライムビデオ「77部署合体ロボダイキギョー」がおかしい 巨大ロボの運用を通して人付き合いの秘訣を伝授
ベストセラービジネス書『伝え方が9割』が、「石田三成CM」作者の手で特撮ロボットものに翻案されました。どういうことだよ。