鉄板の上で焼かれた、肉厚で柔らかそうなステーキ。あふれる肉汁とお肉の上でとろけるバター、ゆらめく湯気を見ていると食欲が沸いてきちゃいますよね。「うーん食べたい!」と思ったあなた。これがイラストだなんて、信じられますか……?
「リアル過ぎて写真にしか見えない」と話題になっていたのは、イラストレーターの斉藤幸延(@yonyon76)さんが描いたステーキのイラスト(関連記事)。うん、これは自分の目を疑う。
手前のお肉の断面にピントが合っているように描かれており、ミディアムレアに焼かれたお肉のジューシーさが強調されています。少しついた焦げ目や、脂身と赤身のコントラスト、付け合わせのコーンソテーの背景ぼかしなど、全てにおいて本物にしか見えない……!
イラストを見たTwitterユーザーからは、「何度見ても信じられない」「才能がすごい」「こんな時間にお腹が空いてしまった」と大絶賛のコメントが届いており、投稿は現在までに4万以上のRTを集めています。
ねとらぼ編集部が斉藤さんに話を伺ったところ、ステーキイラストの制作時間は約6時間。おいしそうに見えるテクニックについて、「ステーキのおいしさを表現する重要な要素は、温度とあつあつ感が伝わることです。そのために必要な、“溶けたバター“、“ぐつぐつ煮えたソース“、“湯気“の3種の神器を描き込みました。また、人は光沢のあるものに惹かれるので、照りの表現にもこだわりましたね」と解説してくれました。なるほど、この臨場感はそんな仕掛けによって演出されているんですね!
国内外からの大きな反響については「おいしそうというコメントが多くてうれしいです。リアルイラストはエンターテインメントだなと再認識しました」とのこと。
斉藤幸延さんのTwitterアカウントには、ステーキの他にも、これまた写真にしか見えないイチゴや人物のイラストも投稿されています。脳が混乱する快感を味わってみてください。
画像提供:斉藤幸延@Yoshinobu Saitoさん
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