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何がスゴイって、全部! 超広大な東京メトロ東西線「深川車両基地」に潜入、圧巻の「台抜き」(2/3 ページ)

「いや、当たり前のことですよ」。いつもありがとうございます。【写真150枚】

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さらに広大な車両工場「深川工場」

 工場は、車両を分解して大規模な検修(点検修理)を行うエリアです。動力発生装置(モーター)、走行装置(車輪など)、ブレーキ装置などの重要な装置の主要部分について、4年を超えない周期、または走行距離が60万キロを超えない範囲のいずれか短い方で実施する「重要部検査」、車体や装備品も含めた電車全般を8年を超えない周期で検査する「全般検査」があります。

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工場へ整備される15000系が入線
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シートが外された。なんとも美しいシートフレームの造形美よ
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外されたシートは車検区での作業に増して徹底的に洗浄されます(写真提供:東京メトロ)

 工場へ入線した車両は、車体と台車を分離する「台抜き」を行います。東西線の中間車は約33トン。2基の台車はそれぞれ約6トン。つまり約20トンもの巨大な物体がぐわわわーんと持ち上がるさまは圧巻です。リジッドラック(ウマ)に掛けられた車体から主要部品が外され、台車もモーターと車輪、そして細かいパーツ単位にまでバラして検査します。1編成当たり27〜28日周期で完了させるそうです。

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台抜き開始
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浮いてる浮いてる。うわわわわー
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先頭車も分離
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台抜き完了
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各種装置が外され、さらにその中の部品まで分解して1つ1つ検修します
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台車からモーターを分離。しかしモーターでっかいな……
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並んだ車輪はもはやアート
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みんな大好きパンタグラフ

 数万平方メートル単位の敷地、数十メートル・数十トン単位の車体といった巨大スケールな世界から一転、重要部品は、部品1つ単位、カンマ数ミリ単位の世界で調整します。その急なスケールの変化にクラクラしてきます。

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内部の部品も分解
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さらにその部品1つ1つも分解して検修
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 こんな責任のある作業を毎日。大変ですね。

 「いえ、当たり前のことです。お客さまを乗せて走るのですから」。

 ……毎日ありがとうございます。

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