小麦ねんどで作られた「もうじき溶けきるバブ」のクオリティーがすごいことになっています。最後に浮き上がってくるやつだ……!
お風呂に入れてしばらくすると、錠剤の真ん中がへこんでいるため穴が空いてプカッと浮いてくる「バブ」を完璧なまでに再現していて、その溶け方や表面の色のついたツブツブなどがビックリするほどリアルです。ここから消えていく切なさを思い出す……。
手に乗せた大きさもそれっぽく、穴の位置が真ん中から少しズレている点にも完全再現へのこだわりが感じられます。こうして表現されるとなにかのアートに感じる不思議。
どうしてとけかけのバブを作ろうと思ったのかが一番気になるところですが、作者のしばたたかひろ(@iine_piroshiki)さんに伺ったところ、小麦ねんどの作品を見た人が「何でこれを作ったんだろう?」と疑問に思うようなモチーフを探すため日頃から目を光らせているそうで、今回は「たまたま立ち寄ったドラッグストアでバブをみつけて閃いてしまいました。奇跡の出会いでした」と、きっかけを話しています。そこから“もうじき溶けきるバブ”までいく発想がすごい。
しばたさんは「#毎日こむぎねんど」のハッシュタグとともに日々、自作した小麦ねんどの作品をTwitterに投稿していて、他にも「手すりの形に固まった雑巾」や「乾燥した冷えピタ」「カレーのゴミ」など絶妙なところをチョイスした作品の数々が見られます。中でも「鼻血のときのティッシュ」 「枕として使われすぎた座布団」 「動物用の野菜」 「特別な使い方をされたハンガー」はお気に入りとのこと。どれもシュールなのに再現度がガチすぎた……!
ちなみにバブは10分ほどで完成したそうですが、長いものでは6時間かけて製作する作品も。また使っているものでは、小麦ねんど以外に場合によっては光沢を出すためニスを使うことがあるそうです。
投稿されたTwitterでは「めっちゃリアル」「確かにこうなるw」と納得しかない出来に思わず笑顔になる人の声が多く寄せられると同時に、「いつも尻の下にもっていって泡を股間に充ててました」「割るの好きだったなあ」など実際のバブあるあるも寄せられ、そこに共感する声も上がるなど反響を呼んでいます。みんなバブ好きね!
なお映像作家でもあるしばたさんは、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了制作展「oh!」にて製作したアニメーション作品「くだもの」を上映予定。こちらの詳細は展示会公式サイトにて確認できます。
画像提供:しばたたかひろ(@iine_piroshiki)さん
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