どこにでもいる就活中の女子大学生・日野原里美がラッパー面接官とのMCバトル(?)に挑む創作漫画「就活フリースタイル」がTwitterに投稿され話題になっています。無茶ぶりにもほどがある。
初っぱなの「YEAR(イヤー)」から笑いのボディーブローをカマしてくるグラサン真っ黒面接官。そのまま続いて「じゃ手始めに8小節で自己PR刻んでもらおうか」とマイク片手に、「ビートくれDJ」とJD(女子大学生)相手にバトルをふっかけてきます。「面接官がおかしい」どころじゃない……!
戸惑う相手に容赦することなく、軽いスクラッチ音とともにビートがスタート。普通ならここで帰るという選択肢もありそうですが、1月時点で内定ゼロの里美は、練習してきたであろう言葉をなんとか言い切ろうとがんばります。しかし8小節を過ぎたためか、その途中で「HEY」と面接官に入られては「そんな平凡なリリックは聞き飽きたぜ」とディスられ、「俺が聞きたいのはお前の魂のパンチライン」からの言葉で韻を踏みながら、より相手の話を前向きに掘り下げてきます。内容は意外と真面目なのか……?
ちなみに会場案内のお姉さんは普通だったのに……と思ったらまさかのDJやってました。マジ超ドープ。
室内楽サークルでサブリーダーをやっていた経験を話す里美は、演奏会についてメンバーの意見が食い違ったときの詳細を普通の言葉で説明し、それに対して「YO 楽しかったはずのサークル そこに突如訪れる クライシス OHジーザス」「これは分断のキキ こっちは黒猫のジジ 一体どうなるお前のサークル」とラップで返していく面接官。この状況の意味はわからないけど、面接官の聞き上手感がすごい。
すると、徐々に話の展開が進むにつれて面接バトルはヒートアップ! ラスト身を乗り出すようにして「最終的に全員が納得して参加することができました」と里美が答えると、「OH YEAR やってくれたなマイメン」「ところどころ見せつけるリーダーシップ 落としどころわかってるお前にworship(尊敬)」「work it 発揮してくれよ我が社で そしたらはっきり言って感謝だ」と合格を言い渡す面接官。そして彼女のアンサー「えっと…それは嫌です」でバトルの幕は閉じました……。内定ゼロでも蹴る気持ちわかるYO!
投稿したのは、さまざまな漫画やイラストを公開しているカトー(@kato_reien)さん。最終的に就活に対して少しだけ前向きになった里美と同じように、コメントでは「何だかすこし元気が出ました」という声が寄せられ、その秀逸なラップ面接に「面白い」「めっちゃ笑った」などの声が上がり人気に。また「むしろ入社したい」「ここで働きたい」という声も多く、面接官へのリスペクトの声も高まっています。
画像提供:カトー(@kato_reien)さん
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なんだよこのほのぼの感は(ほめ言葉)。
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