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最終回直前! ミステリ好きが全力で語る「アンナチュラル」8〜9話、そして10話への期待(3/3 ページ)

今夜、決着。

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10話を“推理”してみる

 9話の時点で、あと1人殺されている(もしくは死にかけている状態にある)女性がいることが示されています。というわけで、10話は“最後の殺人”にフォーカスする話になるでしょう。これまで中堂さんの独自調査は証拠としては使えず、9話の解剖は「殺人事件」の証拠にはなっても「連続殺人事件」の証拠にはなりません。過去の鑑定が使えず、遺留品が燃やされてしまったという絶体絶命の状況下で、“最後の殺人”を調べることで連続殺人であることを示す話になる……のかな……。

 美しい構成として妄想するのは、糀谷夕希子さんの事件の手掛かりと、現在の手掛かりがリンクすること。過去と現在がつながって連続殺人を立証でき、未来の中堂さんを救う――という話。妄想ですが確度高いと思いますね。

 視聴者みんなが期待しているのは、犯人と中堂さんの決着でしょう。予告では非常に煽られていますが、7話の犯人と対峙してあの台詞を話した中堂さんが、殺人を犯せるか? というとかなり疑問です。だからといって許せるような犯人の人格ではない。復讐するでもなく、許すでもなく、中堂さんが第三の着地点に到着するのが、このドラマの締めくくりになるのではないでしょうか。


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 「アンナチュラル」はシーズンを通して、「不条理な死に対してどう決着をつけるのか」という話でした。最後に「裁けない連続殺人犯」という不条理に、主要登場人物が向き合う。その答えを非常に楽しみにしています。

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