1つあたり10秒で読める「マンガで雑学」のお時間です。今回もちょっと意外な3つの雑学を紹介していきますよ。
消防車はわりと低価格で購入できるし、公道も走れる
消防車や救急車は、実は個人で所有することが可能です。官公庁オークションなどに、実際に使用されていた車両が出品されることがあります。気になる価格は、もちろん場合にもよりますが、大体30万円くらいでも購入できるようです。
ただし、公安委員会から指定を受けなければ本来の「緊急車両」として走ることはできず、サイレンや赤色回転灯を付けたままでは違法になってしまいます。
それらを外し、その他のさまざまな条件をクリアすれば、「ポンプやはしごのついた赤い大型車」として公道を走ることが可能です。
半分になった1000円札には500円分の価値がある?
破れるなどして使い物にならなくなったお札は「損傷現金」といい、日本銀行の本店、支店で引き換えてもらうことが可能。その際に受け取れる金額は、「券面のどれくらいの面積が残存しているか」に応じて決定されることになっています。
額面通り引き換えてもらえるのは券面の大部分、具体的には3分の2以上が残存している場合。5分の2以上、3分の2未満と券面の半分程度が残っている場合は、半額分だけ返ってきます。ちなみに、この基準は燃えてしまったお札でも有効。日本銀行のWebサイト上に、「その灰が銀行券であることが確認できれば面積に含みます」と明記されています。
- 参考リンク:損傷銀行券の引換基準(日本銀行)
日本のカレーが生まれたのは「船乗りがシチューを食べられなかったから」
「日本のカレーライスは、発祥の地であるインドではなく、イギリス海軍に由来。その名残か、海上自衛隊は今も週1回カレーを食べている」という話を耳にしたことがある人は多いのでは? では、そもそもイギリス海軍がカレーを食べるようになったのは、なぜなのでしょうか。
イギリスでは昔からシチューが定番料理の1つとして親しまれていたのですが、船乗りは職業柄、食べられないことがありました。「牛乳が日持ちせず、長期間の航海には向いていない」というのがその理由。そこで牛乳の代わりに保存の効く香辛料を入れたのが、イギリス式カレーなのです。ちなみに、具材は肉やにんじん、たまねぎなど。要するに、シチューと一緒です。
イギリス海軍は、このカレーを軍隊食に採用。明治初頭、同国の兵式を採用した創設期の日本海軍にも伝わりました。当時、兵隊の栄養不足に悩んでいた日本海軍は「栄養バランスが良い」「大量調理もしやすい」といった理由から、イギリス式カレーを歓迎。今ではすっかりおなじみですが、このころは画期的なメニューとして受け止められていたようです。
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